猫の鼻の下の方にキラリと光るものが!それは鼻水ですね。猫も鼻水を垂らします。
私たち人間も鼻水は息苦しくなるし、鼻の中がむずむずして、くしゃみも出そうになって、鼻水はとても辛い症状です。
猫は特に鼻の周りが毛なので渇くとカピカピになってしまいます。鼻水が出る原因の病気はいくつかあります。
そして鼻水と正反対のように思える鼻の渇きですが、こちらは猫の病気の赤信号でした。猫の鼻水と鼻の渇きはどんなサインなのかご説明します。
鼻水からわかる病気
猫も生き物ですから鼻水はよく出ている事はありますよね。人間だって一日に何度も鼻水がでます。これは体内の異物を外に出そうとしているからなのです。
ということは継続的に鼻水が出る場合は体に何か悪いものが入っているということなのです。
鼻水の原因となる病気は主に「猫カリシウイルス感染症」や「ネコウイルス感染症」の「猫ウイルス性鼻気管炎」です。
他にも「ブドウ球菌」「連鎖球菌」「大腸菌」や「パスツレラ」などの細菌性の感染症でも鼻水がでます。菌を体から出そうとしているのです。
感染症の後遺症で「副鼻腔炎」という病気もあり、鼻水が継続的にでて悪臭がする場合もあります。
猫の鼻の渇きいつも?たまに?
上記の病気の症状で鼻水の他に鼻が乾いていることがあります。猫の鼻は湿っていますよね。
それがまたかわいいのですが、ふと顔を近づけてみるとカラカラに乾いていることがあります。
猫の鼻は寝ているときは意外にも乾いた状態なのです。「じゃあ心配ないじゃん」となるかもしれませんが、起きてから時間が経っても乾いている状態だと、もしかしたら発熱している可能性があります。
熱が高くなると猫の鼻は乾きます。熱が高いということは何か病気の可能性があります。熱を高くして体の中の菌を殺そうとしているからです。
猫の熱の測り方は人間用の体温計の先端にラップを巻き、肛門から体温計の先端を入れます。体温の上昇が止まったところで抜くと良いです。
猫の平熱はだいたい38度前後です。熱を計るのに自信が無い方はすぐにお医者さんへ行きましょう。
どんな鼻水?
猫の鼻水は症状によって違うことがあります。まず、通常だと透明でサラサラな鼻水です。
細菌に感染している鼻水は黄色っぽいような緑色っぽくも見えるドロドロした粘度の高い鼻水です。
鼻水が赤っぽい色の場合があるかもしれません。これは血液が混じっているのです。
鼻の中や口に怪我をしている場合があるほか、気を付けなければならない病気に「鼻腔内腫瘍」というものがあります。
まずは予防です
猫の鼻水は珍しいことではありませんが、継続して出ているようであれば病気を疑ってみましょう。
しかし、その前に普段から猫のためにできる事が私たち飼い主にはあります。まず、「ネコウイルス感染症」の場合はワクチンがあるので予防接種で病気を予防することができます。
他の細菌感染は衛生管理に気を付けることによって未然に防ぐことができるのです。
それでも鼻水の症状がでたり、鼻が渇いて発熱しているようであれば、お医者さんへ連れて行き、適切な治療をしましょう。
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