猫は「寝子(ねこ)」と言われるくらい1日の大半を寝て過ごしています。成猫だと14時間は寝ているそうです。
その割には警戒心が強く、熟睡することはほとんどないとも言われているのです。
そんな動物ですが、あなたのおうちの猫さんが「いびき」をかいて寝ていたら凄くハッピーな気分になりませんか?
なんか、安心している感じで、飼い主として認めてもらえた気がしてきますよね。
しかし、浮かれてはいられませんでした。猫の可愛い「いびき」は実は病気の兆候でもあったのです。
心配のいらない「いびき」と注意する「いびき」
猫の「いびき」は二通りあって「ぴーぴー」「すぴーすぴー」など可愛い音を立てて寝ているときは心配のいらない「いびき」です。
そのまま起こさないように、幸せな音を聞いて癒されましょう。
あまり熟睡しない猫ですが「ぴーぴー」などの安心な「いびき」の場合は実は眠りの深い「ノンレム睡眠」の状態であることが多いようですよ。
では心配の必要な「いびき」ですが、こちらは「ごーごー」という人間の「いびき」に似た音です。
ちょっとうるさいこの「ごーごー」という「いびき」をかいていたら音の観察をしっかりしましょう。
猫の「いびき」の原因は何?
大きな音の「いびき」の原因はさまざまです。まず有力なのが「太っている」ということ。
肥満の猫は空気の通り道が狭くなり皮膚が振動して「ごー」という音がでます。
また考えられる病気に「副鼻腔炎」「ネコウイルス性鼻気管炎」「猫カリシウイルス」などがあります。
お部屋の衛生管理が整っていない場合にもホコリなどが鼻に影響して「いびき」をかく場合があります。
太っているわけでもお部屋が汚れている訳でもない場合は鼻の病気にかかっている可能性がありますのでお医者さんへ行きましょう。
お医者さんでは観察した「いびき」の状態を細かく説明しましょう。
猫の「いびき」どうしたら治るのか
猫の「いびき」の改善方法を説明します。まず、肥満による「いびき」ですが、これはズバリ!痩せることです。
簡単に痩せるというけれど、人間も猫もダイエットは大変です。猫のダイエットはダイエット用のフードに変えてみたり、与える量を見直すことです。
基本の量以上に与えているともちろん太ってしまいます。運動も必要です。
しかし外に出ない猫はお家の中で寝ていることが多いので、飼い主さんがおもちゃを使って一緒に遊んであげましょう。ストレス解消にもなり、猫との信頼関係も深まります。
「いびき」の原因が病気の場合は病気の治療をするのですが、その前に病気の予防ができます。
ウイルス性の感染病の場合はワクチンが開発されているものも多いので予防接種を受けさせましょう。
猫種によっても「いびき」をかきやすい
種類によっても「いびき」をかきやすい猫がいるのです。それは「ペルシャ」「ヒマラヤン」「スコティッシュフォールド」などの鼻の先にしわがあったり、鼻の先が扁平なものです。
これらの品種が「いびき」をかいても問題はありませんが、呼吸が苦しそうにして寝ている場合は寝る体制を変えるために一度起こしてあげても良いでしょう。
「いびき」が可愛くても心配してあげて
猫の「いびき」は心配のいらない「すぴーすぴー」というものと、病気を疑う「ごーごー」というものがありました。
「いびき」は夜など飼い主さんも同じ時間に寝てしまうと気が付かないことが多いです。
忙しい毎日だとは思いますが、猫の様子に日ごろから注意して観察することが大切です。
可愛い「いびき」も重い病気の場合がありますので放置はしないでくださいね。
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