猫って以外にも寒さに弱いんですよね。あんなに毛皮に包まれているのに。
祖先が砂漠の生き物だからでしょうか。北国の外でも猫は生活しているのを見かけますが、野良猫は飼い猫と違い、体が慣れてしまっているのでしょうか。
ところで猫は寒さでうずくまって動かなくなることがあります。
うずくまることは良くありますが、名前を呼んでも、ご飯を見せても、おもちゃをちらつかせても見向きもしないのです。
いつもは興味深げに近寄ってきますが、丸くうずくまってしまい、ピクリともしません。
猫は気まぐれで呼んでも来てくれないことはいつものことですが、何にも興味が無くなるのは心配になってしまいますよね。
このうずくまって動かなくなる行為は実は病気も考えられるのです。
低体温でうずくまる?
猫がうずくまるとき、気温が低いことが考えられます。人間も寒いと動きが活発にならず、じっと固まってしまうことがありますよね。
そんな感じで猫も固まって動かなくなってしまいますが、ちょっとかわいそうです。
うずくまって動かなくなってしまったら、まず室温を気にしてみてください。猫はあんなに毛だらけなのに寒さに弱い生き物なのです。
猫の適温は25℃くらいです。エアコンで適温設定にしていくことがベストですが、電気代のことを考えると難しい方もいるでしょう。
ですから猫の生活スペースにペット用の電気マットを設置したり、ふかふかで暖かいベッドを用意してあげても良いでしょう。
うずくまってしまう病気
うずくまってしまう原因が低体温の他には病気があるかもしれません。考えられる病気は次の通りです。
「胃腸炎(いちょうえん)」
「胃腸炎」は胃や腸が炎症を起こして下痢や嘔吐を起こす病気です。
原因はウイルス感染や誤飲、寄生虫の感染などが考えられます。食欲不振にもなり、元気がなくなって、うずくまることもあるのです。
「泌尿器症候群(ひにょうきしょうこうぐん)」
猫は泌尿器系の病気にかかりやすいです。「泌尿器症候群(FUS)」はおしっこが出にくい、血液が混じる、トイレの回数が多いなどの症状を総じて呼ばれる病名です。
特にオス猫がかかりやすいと言われています。寒すぎたり、運動不足のストレスやトイレが汚れているストレスでも起こる病気です。
予防で元気に過ごそう
「低体温」
猫がうずくまって動かなくならないように、まずは予防をしましょう。
猫の低体温症を防ぐには、先述のように猫の生活する所に暖かい場所を作ることです。そうすれば、お部屋全体を暖めることができない状況でも安心です。
「胃腸炎」
「胃腸炎」の予防は誤飲を防ぐこと、ウイルス感染予防のワクチン接種や寄生虫の予防のために虫下しを飲ませることです。
その場合はお医者さんの指示に従ってください。
「泌尿器症候群」
「泌尿器症候群」は清潔なトイレにすること、綺麗なお水を与え、飲みやすい状態にしておくことが大切です。また、猫に環境によるストレスを与えないことが大切です。
猫の気持ちで考える環境
猫がうずくまって動かなくなることは猫の精神的なことが多く関係していますね。
寒さで動きたくなくなり、環境が悪いと動きたくなくなる。猫にストレスがかかり体も、心も停止してしまうようです。
そうならない様に飼い主さんが猫の気持ちになって、室温をチェックし、猫が住みやすいお部屋に整えましょう。
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