あなたの猫さんが一日にどのくらいトイレへ行って、おしっこをしているか、ちゃんとおしっこを出しているか判りますか?
日に何度もトイレに行くからおしっこをたくさん出していると思いきや、全く出ていないこともあるのです。
これは尿意があってトイレへ行くのですが、何らかの原因でおしっこが出にくくなっているのですね。
これに気が付かないと膀胱の中におしっこがパンパンに溜まって大変なことになります。
また、トイレに行っておしっこを出す回数によって思い当たる病気もあるのでチェックしてみましょう。
おしっこが出ないと命に関わる病気もあります。
トイレが近い病気とは?
膀胱炎(ぼうこうえん)
「膀胱炎」は尿道から侵入する大腸菌などに感染することで起こります。
初期症状として頻繁におしっこに行くことが見られます。重症の場合はトイレに座りっぱなしになる場合もあります。
血尿が出たり、細菌の繁殖からおしっこが白く濁ることもあるのです。
泌尿器症候群(ひにょうきしょうこうぐん)
「泌尿器症候群」はおしっこが出にくい、おしっこに血が混じる、トイレの回数が多いなどの症状を総称したオス猫に多い病気です。
様々な要因で尿路にできた結晶や結石がおしっこを出にくくして膀胱におしっこが溜まってしまいます。
放置すると食欲不振、嘔吐、腹痛なども見られるようになり、尿毒症を起こして命にかかわる可能性があるのです。
糖尿病(とうにょうびょう)
「糖尿病」はインスリンの働きが悪く起こる病気です。
インスリンの不足でも起こります。糖をうまく体に取り込めないのです。そしてよくお水を飲むためにトイレの回数が多くなります。
おしっこの近くなる病気の予防
頻繁にトイレに行ってもおしっこが出なかったり、頻繁にトイレに行くような症状の病気を普段から予防しましょう。
膀胱炎
「膀胱炎」の予防はおしっこの出てくる陰部を清潔に保つことが第一です。
猫は自分で体を舐めて清潔にしているので陰部も自分で綺麗にしています。
しかし、トイレが汚れている場合や、トイレが落ち着かない場所にあるなどでトイレに行きにくくなり、「膀胱炎」になってしまうことがあるので、トイレは清潔にしましょう。
場所も部屋の隅っこで静かなところに設置してあげましょう。
泌尿器症候群
「泌尿器症候群」もトイレを清潔にすることが大切です。お水は新鮮なものをいつでも飲めるように用意しておきましょう。
また適度に運動させることも大切なので、猫と遊ぶ時間を多めにとってください。
そして、できれば決まったフードを決まった時間に与えることを心がけます。
お仕事で難しい場合は自動給餌器で対応しても良いと思います。
糖尿病
「糖尿病」の予防は太り過ぎにさせないことです。適正体重より太っている猫はダイエットしましょう。
そのためにはフードの管理と適度の運動が大切です。急がなくても猫に合わせてストレスが無いように始めてください。
トイレでおしっこの量を確かめよう
毎日のトイレチェックでおしっこの量もチェックしましょう。いつもより少ないと感じたら引き続き観察をして毎日続くようであればお医者さんへ連れて行きます。
その際、おしっこの色もお医者さんへ伝えることができれば病気の特定が早まるかもしれません。
トイレチェックは猫と私たち飼い主を繋げる大切なことです。
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