我が家の猫の下の犬歯は2本ともありません。折れたのです。一気にではなく1本目は人に預けていて帰ってきたときに気が付きました。
ぽっきり1本無く、芯が赤く見えていました。抜けた時痛そうな感じ。
2本目は我が家にお客様が来たとき攻、撃にかかった猫がお客様の足にかみついたのです。(我が家の猫は狂暴)
そうするとお客様のズボンに猫の歯が刺さっているではないですか!これは本当に痛そうでした。お客様の足も、猫の歯もです。
猫の歯も乳歯と永久歯がある
猫の歯が抜ける原因は人間と一緒です。赤ちゃんのころの歯である乳歯が抜け、永久歯が生えるのです。
知らないと驚くかも知れませんが生後3か月~半年くらいで生え変わるようです。
我が家の猫も生え変わりがあり驚きました。当時は歯を見つけて取って置いた気もしますが、引っ越しなどで行方不明になった気がします。
猫の永久歯は生えそろうと30本です。
生え変わり以外で歯が抜ける
老齢化
猫の歯が抜ける原因のひとつは年を取ってしまったこと。歯肉や歯槽が高齢で緩んでしまうことが原因です。
病気ではありませんが、フードを噛めなくなってしまいます。まあ、猫はもともとフードをあまり噛んでいないので、普通のカリカリフードであれば問題はないと思われます。
しかし、なるべく消化に良い物を与えるほうが老猫の体の負担は減らされるでしょう。
歯周病(ししゅうびょう)
猫の歯周病は歯垢が歯に付着し、それが歯石となって歯肉の溝へ入り込み、細菌などの菌が繁殖する病気です。口臭がきつくて気が付くことがあります。
歯周病で歯を支えている組織が崩れ歯が抜けてしまうことがあります。
歯周病は歯肉炎、歯周炎、歯槽膿漏などがあります。悪化するとアゴの骨が骨髄炎を起こすこともあります。
歯根部の膿が皮膚を破り出てくる場合もあるのです。
扁平上皮ガン(へんぺいじょうひがん)
扁平上皮ガンは口の中の粘膜や爪の周り、お腹の皮膚などにできる悪性の腫瘍です。
毛の白い猫が発生しやすいといわれています。歯茎にできた腫瘍はぼっこりと腫れたり、赤くただれたりする場合があり歯が抜け落ちることがあります。
歯が抜けない様に予防する
老齢化
年をとることは生きていれば避けられないもの。さまざまな部分が衰え歯茎も痩せてきます。
予防法は特にありませんが、やはり消化の良い食べやすいもの、大きなフードは小さくしてあげるなどしましょう。
消化の良い物だとウエットタイプのフードと考えがちですが、歯垢がたまりやすく菌の繁殖が増えるため、お手入れはこまめにしなければなりません。
歯周病
歯周病予防は歯磨きです。猫用の歯ブラシを小さなうちから慣らしておいたり、ガーゼで歯を拭いてあげるとよいでしょう。
フードもウエットタイプより、カリカリのドライタイプがよいです。
扁平上皮ガン
この病気は原因が特定されていません。白い毛の猫や白い部分の毛がある猫に発生しやすく、紫外線が原因とも言われていますが詳細は不明なのです。
できる事は外に長時間出さないことや窓辺で日向ぼっこを長くさせないことです。
歯のお手入れからお口の異常を発見できる
歯のお手入れ(歯磨き)で歯周病も予防できますし、お口の中の腫瘍にも早く気が付くことができるでしょう。
腫瘍は早期発見・治療が大切です。また、歯のお手入れをしていれば猫の歯の生え変わりにも遭遇できるかもしれません。とっても愛おしいです。
さて我が家の猫の歯が抜けた原因は特定できていませんが私が考えるに、歯周病などではない(元気だし、口臭もない)のではないかと思います。
おそらく、硬いものに犬歯が刺さりそのまま歯だけが折れたのではないのかなあと思っています。
犬歯が抜けて10年近くたちますが、病気ひとつしない元気な猫で有り難く思っています。
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