我が家は日本の北の地域にあります。我が家の猫は北国で生まれ育ちました。
最初の冬に私はいたずらで、バルコニーに降り積もった初雪の上に猫をポンと置きました。
猫にとって初めての冷たさです。マイナスですから。それでも雪の感触を楽しむように雪の匂いをフガフガ嗅いでいました。
後で考えるとひどい飼い主ですよね。足は冷たいし、しもやけになるかも、心臓麻痺も起こす可能性だってあります。
でも、マンション飼いで外に出す機会がなかったので、雪を体験してほしい親心からでした。
しもやけの予防法、対処法を知って猫を守ってあげましょう。
猫もなるしもやけ体のどの部分?原因と症状
猫のしもやけは毛の少ないところがなりやすいのです。あなたが大好きなあの部分もです。
耳
猫の耳は毛が薄く血の巡りも悪いです。そして皮膚も薄いので低い気温の時は真っ先にしもやけになります。最悪、耳がちぎれてしまうことも・・・
しっぽ
しっぽは毛に覆われてはいますが、心臓からは遠く血の循環が悪いのです。
皮と骨と毛だけですから冷えやすい個所になります。しっぽの先端も症状がひどい場合はちぎれてしまうことがあります。
陰嚢
猫のタマタマですね。オス猫のお尻の付近に丸見えとなっている部分です。丸見えな分だけ冷えがダイレクトに届くのでしょう。
肉球
あなたの好きな猫の肉球もしもやけになってしまいます。だって裸足ですから、外を歩いていて地面から直接冷えが伝わります。
水ぶくれの症状が出たり水ぶくれが破れると出血することもあります。
ちなみに肉球が水ぶくれになると、見た目がちょっと解りにくいです。
しもやけの予防は寒い外に出さないこと
しもやけは見落とす可能性が高いです。薄らと毛でおおわれている部分は特に初期の皮膚の炎症が解りにくいのです。
先に予防をすることで、しもやけから猫を守ることができます。人間だって服を着て体を覆っていても冬場はしもやけになります。
猫は毛だらけの動物ですが長時間寒さに晒されていると、やはり、しもやけになってしまいます。
だからと言って寒い外が嫌いと言うわけではないようです。
自分からお散歩に行く猫もいますし、私の住んでいるところは北国で雪も多いのですが、先ほど道の真ん中を猫が駆けて行くのを見ました。たくましいです。
寒いところで生きられない動物ではないのですが、血の巡りがわるい部分は、しもやけになってしまいますので、寒さが厳しくなる地域のお家では猫を外に出さないほうが良いでしょう。
しもやけの可能性がある場合の対処法
外に出さなくてもお家でも冷えている場所は沢山ありますよね。
暖房もなく、冷たい板の間などは長時間いるとしもやけになってしまいます。
猫の軽いしもやけを発見したら次のような対処をしましょう。
体を温める
猫を暖かい場所へ移動させ、毛布などでくるみ体全体を暖めましょう。
また、しもやけの部分をチェックし症状がどの程度か確認します。
赤くなっている程度であれば次のぬるま湯で温め、水ぶくれができていたり、赤を通り越し皮膚が黒くなっている場合はお医者さんへ連れて行きましょう。
ぬるま湯で患部を温める
皮膚が赤くなっているときは患部にぬるま湯で湿らせたタオルを優しく当ててあげます。
あまり熱すぎても痛くなります。40度を超えない温度のお湯が丁度よいでしょう。
体がなかなか暖まらない場合は、湯たんぽにタオルを巻いて猫の体に沿わせてあげます。
湯たんぽが無い場合はペットボトルなどにお湯を入れて湯たんぽ代わりに使用してください。
ペットボトルもタオルで巻ます。その際、ペットボトルが変形や破裂しないように熱湯を入れるのは避けましょう。
壊死(えし)することもある
耳やしっぽのしもやけは皮膚が薄い分、壊死しやすいです。黒くなってきている皮膚は危険です。
壊死は血液の循環が無くなり細胞が死んでしまうのです。
そうなる前に早めにしもやけは発見したいところですし、予防をしておけば被害も最小限で抑えられます。
家猫だけじゃない、野良猫も救おう
あなたのおうちの猫さんは冷え知らずかもしれません。我が家の猫は冷え知らずです。
いつもぬくぬくの暖か電気マットの上で毛布を被って寝ています。
でも、外には野良猫が冬でも寒さの中狩りをしています。元気いっぱいの猫もいますが、やはり、寒い地方の猫は一冬でかなり体力を消耗してしまうのか数年しか冬を越すことができないのです。
寒さでうずくまっている猫をもし発見したら保護してあげてください。
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