猫をどうしても車に乗せなければならない時がありますね。
病院やペットホテルなどは自宅近くの施設を利用すれば長時間の車移動にはなりませんが、お引越しや帰省などは何時間も車に乗せなければならないことがあります。
また、犬のように猫と一緒におでかけしたい飼い主さんもいることでしょう。
猫によって車酔いしやすい子がいるので、何の対策も無く車に乗せてしまうと猫も車も人も大変なことになってしまいます。
猫が車に酔ったときは
猫を車に乗せ移動し酔ってしまった場合、嘔吐したり、排便したりと大変なことになります。
車酔いの前兆がありますので見逃さず先回りの対処をしましょう。猫の車酔いの前兆は次の通りです。
大きな鳴き声を繰り返し出す
あくびをしきりにする
ヨダレをだらだらと流す
元気がなくなる
吐き気をもよおす
これらの症状が現れたときはすぐに車を停止してください。少しの間猫の様子を観察します。
その間は猫が車から脱出しないくらいの窓を開け(用心として必ずキャリーケースにいれること)空気の入れ替えをしてあげます。
猫の様子が落ち着いてきたと感じたら車を動かしてみましょう。再び猫の具合が悪いようであれば停車し、回復を待ちます。
少しずつ車に乗ることに慣らすことが大切です。
普段から車に慣らす
猫を車に乗せなければならないことが突然やってくることがありますので、普段から車に乗せることを慣らすことが車酔いの予防策のひとつです。
猫を車に乗せるときは必ずキャリーケースに入れます。これは事故防止にも繋がります。
猫が車内のあちこちに移動し運転席の足元にもぐりこむこともあるからです。
我が家の猫も子猫の時車の移動で大声を出して鳴くのでキャリーケースから出してしまい、ブレーキの下に入り込むことがありました。
今考えると冷や汗ものです。キャリーケースに入れることは事故防止の他にも周りの景色を見えなくする効果があります。
景色が動くことによって、目がまわり車酔いをするので、キャリーケースに入れても景色が良く見えるようであれば、タオルなどを一枚キャリーケースの上からかけてあげると良いでしょう。
そして普段から猫を車に慣らすために少しずつ乗車時間を長くしていくと良いです。最初は口を開け驚いた顔をしますが徐々に慣れてきます。
酔い止め薬を用意
猫を車に乗せることを慣らしていなくて、急に車に乗せなければならない場合、酔い止め薬を飲ませることで症状が緩和されます。
お医者さんで酔い止め薬を出してもらうか、市販のものもあります。
車に乗せる日まで少し日にちがあるようならば、お医者さんでいただくと良いでしょう。
猫を車に乗せるための準備
猫を車に乗せるときはなるべく食事の時間を早く済ませましょう。
食べたばかりで車に乗せると嘔吐がひどくなります。量もいつもより少なめの1/4程度にしておきます。
また、排便も済ませておくと良いです。車に乗せる前に一度トイレの砂の上に猫を乗せてあげます。
少しでも尿意や便意があれば、砂に乗せた時点でトイレを済ませてくれることもあるからです。
犬用のトイレシートも車の中に用意しておきましょう。キャリーケースにももちろん敷いてあげます。
猫のお水も用意して乗車します。もし嘔吐したとき脱水症状を起こすことがあります。猫が緊張してお水を飲まないときは、飼い主さんの手に水滴を付けてなめさせてください。
いくら慣れさせても車に酔う猫もいます
小さいころから車に乗せて慣れさせているつもりでも普段一人でお留守番が多い猫は環境が変わったと思い大騒ぎする子もいます。
我が家の猫がそうです。何度か車に乗せて移動しましたが一人のお留守番が長すぎるので車に乗ることになれてくれませんでした。
また、酔いに弱い猫もいますので何度か挑戦しても慣れないようであれば車での移動は諦めたほうが猫の為ではあります。
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