猫の性格にもよりますが、体を触られるのが好きな猫は少ないですね。我が家の猫も触っていいのは顔。
あとは寝起きの数分のみ、背中を撫でさせてくれます。お尻も触られるのはそんなに好きじゃないようです。
とにかく顔。顔のナデナデを怠けると「もっとなでりゃ~こりゃ~」とばかりに手に顔をすり寄せます。
私は顔をなでながら、どさくさに紛れ、足もさわります。なんなら肉球もプニっと触るのですが、すぐに胸の下に足を隠してしまうのです。
これじゃあ、爪も切れない!こんな風に猫の爪切りで悩む飼い主のなたへ、無理せず爪切りする方法教えます。
猫の爪切り手順
では猫の爪切りの手順を説明していきます。
洗濯ネットに入れる
まず、猫を洗濯ネットに入れます。抱っこですんなり入ってくれる猫は助かりますが、抱っこが嫌いな子もいます。
その場合、おとり誘導作戦です。おやつをネットに入れて猫をおびき出します。自然と入ってファスナーを閉める方が猫にもストレスがかかりません。
猫が洗濯ネットに入ったら、足の肉球部分をムギュっと押して爪を出すのですが、この時猫が落ち着かないようであれば、上からバスタオルを一枚巻きます。
猫と目は合わせないでください。猫に落ち着いた優しい声で話しかけてください。褒めるのです。「いい子だね」「ありがとう」「かわいいね」と。
「これっ大人しくしなさいっ」などと言わないでください。
暴れる猫は二人係で
おうちに誰かいるならば二人で猫の爪切りをしましょう。一人が抱っこ、一人が切る係です。
その方が時間も短く済みますし、猫と人のお互いのストレスも減ります。もちろん、洗濯ネットに入れての施術です。
終わった後はおやつをあげる
爪切りが無事に終わったら猫の大好きなおやつをあげましょう。
爪切り=おやつもらえるとなれば猫も協力的になるはずです。とびきりおいしいおやつを用意してあげましょう。
爪を切る位置はここまで
猫の爪を切る位置は決まっています。猫の爪はよく見ると半透明な部分とピンク色の部分があります。
爪を切る位置は半透明の位置にしてください。ピンク色の部分は血管があり、誤って切ってしまうと出血してしまうのです。
下に図を用意してみました。このようにピンクになっているので、よく観察してみてください。

猫の爪切り位置を描いてみました。 青い点線より先端側を切ってください
もし、間違ってピンクの部分を切ってしまい、出血した場合は市販で止血薬が販売されています。
止血剤で出血を止めるか、病院へ連れて行くと、より良いです。
爪切をしなかったら
外に出ている猫は爪切りをしなくても良いです。外で爪をすり減らし調整されている猫は爪を切らなくても問題はありません。
室内飼いの猫は爪とぎはするものの、伸ばしっぱなしにしておくと、ちょっと厄介なことになります。
高齢猫は特に爪とぎをしなくなりますので、爪が内側に巻き込み肉球に刺さってしまうのです。
そうならないためにも、月に1度くらいお手入れをしましょう。また、爪の伸び過ぎなままで、顔を掻いたりすると皮膚を傷つける場合もあります。
無理な時はやらない
爪切りが好きな猫はないでしょう。しかし、普段の努力次第で「爪とぎしたらおやつが貰える、月一のお楽しみ」と思うようになってくれるかもしれません。
普段から、スキンシップをして、なでて、褒める、なでて、「大好きだ~」と言うと猫に気持ちも届きます。
その延長線で爪切りを行いましょう。しかし、どうしても爪切りが好きになれない猫もいます。
その場合は無理にはしないでください。そのような猫はトリミングへ連れて行くか、お医者さんで切ってもらいましょう。
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