猫の肉球は必ず、猫の好きなところのベスト3に入ってきますよね。
私が思うに、猫の肉球は神様が与えた素晴らしい機能だと思います。
それは、猫の肉球には、たくさんの大切な役割が備わっていて、とっても機能的なパーツだからです。
しかも、猫好きな人間にこよなく愛されています。
しかし、この大切な肉球は怪我も非常に多い部分なのです。
愛猫の肉球が怪我をしていたらオロオロしちゃいませんか?今回はこの愛される猫の宝ものである肉球に付いてお話していきたいと思います。
猫の肉球の役割は?
猫の肉球は「かわいい」だけではありません。猫が生きていく上で大変重要な役割をもっているのです。
その役割をご紹介します。
足音を消す
猫の足音ってすごく静かで、気が付いたら隣に座っていることってありませんか?
「抜き足、差し足、忍び足」で猫の足は忍者のように、物音ひとつ立てずに獲物に近づけるようにできています。
肉球が音消しの役割をしているのです。人間の素足と一緒でぷにぷにしているからこそ、床や地面との接触の際に音がしにくくなっているのですね。
クッション
猫って高いところにすぐ登ります。落ち着くというか、周りを監視しているらしいのですが、降りてくるときは自分の体重と重力で足を傷めそうですよね。
人もちょっと高いところから降りると足に負担がかかって痛いときがあります。
そこで肉球のぷにぷにがクッションの役割をし、足にかかる負担を軽減してくれるのです。
すべりどめ
ワックス掛けした床はツルツルです。お子様も靴下の裏に滑り止めが無ければ、転んで全身を打ってしまう危険があります。
その滑り止めと同じ役割が肉球なのです。
匂いつけ
肉球から汗がにじみ出ます。沢山の量ではないです。その汗は自分の匂いがしますよね。
それをあちこち歩いて、匂いつけをして猫は縄張りを張っているのです。
首を壁の角にスリスリするのも、爪とぎをするのも縄張りを張っているからといわれています。
自分のテリトリーは確保したい猫の性ですね。
洗顔
ぷにぷにのお肌の部分で猫は洗顔をしています。前足全体を使って顔を拭っているのですが、肉球の部分で丁寧に顔をゴシゴシしているのです。
物をつかむ
猫の肉球は人の指と同じ役割ができます。人の指ほど器用ではありませんが、あの、肉球でそんなことができるのかと思うほど、意外と器用なのですよ。
水をすくって飲んだり、フードをすくって食べたり、おもちゃで遊ぶときも、肉球を上手に使って狩りの練習をしているのです。
肉球のお手入れ方法
肉球クリームを使おう
猫の肉球は年齢が行けば行くほど固くなっていきます。人間の足の裏と一緒なのですね。
環境や猫の個体差もありますが、7歳ことから徐々に肉球は固くなっていくようなので、飼い主さんはたまにマッサージをしてあげましょう。
肉球マッサージには専用の「肉球クリーム」が良いですが、オリーブオイルで代用も可能です。
ちょっとだけ指に付けて肉球をぷに、ぷにと優しく押してください。
オリーブオイルの他にも、ホホバオイル、ココナッツオイルも猫は好きですね。
猫がマッサージを嫌がった時は一時中断して、肉球に触ることを少しずつ慣らしていきます。
マッサージのねらい目は寝起きで甘えているときです。
肉球の怪我の原因と予防
猫の大切なパーツである肉球は怪我も多いです。身体の他の部分は毛でおおわれていますが、肉球は無防備で特攻隊の役割を果たしているパーツですからね。
肉球を守るために怪我や予防方法をまとめてみました。
火傷
普通に歩いていれば火傷などするはずがないと思うかもしれませんが、意外とあるんです。
たとえばポイ捨てのタバコとか、真夏の高温状態のアスファルト、IHのヒーターなどで火傷することがあります。
猫も十分気を付けているはずなのですが、肉球は温度を感じるセンサーがちょっと離れたところにあるので、瞬時に熱さを感じとれないのです。
タバコのポイ捨て、しかも火が付いたままというのは、今の世の中、非常に珍しいかもしれませんが、無いとは言い切れませんよね。
真夏のアスファルトもタバコも外へお散歩に出さなければ予防することは可能です。
IHのヒーターというのは我が家の猫が火傷を負った原因のひとつです。
電源を切っても少しの間暖かいので知らない間に猫がヒーターの上に上がってしまったようなのです。
気が付いたら肉球が血だらけ(4本の脚すべて)でした。
この火傷防止にはIHヒーターの上にカバーを被せることで予防が可能です。
ガラスを踏んだ
外をお散歩する猫は危険が沢山あります。廃屋などは猫のたまり場なので割れたガラスが散乱していることが多いです。
ガラスだけではなく、鉄くずや、くぎなどもたくさん落ちているので、あしの踏み場もないようなところを猫は歩くのです。
そしてうっかり肉球を怪我して帰ってきます。自然治癒で治りますが、このように廃屋の猫のたまり場は病気を持っている野良猫も多いので、怪我をしたところから、菌が入り込むことも考えられます。
予防方法は外へ出さないのが一番ですが、様々な感染症などから身を守るためにも予防接種を受けさせた方が良いでしょう。
乾燥
猫の肉球は乾燥すると硬くなり、ひび割れなどをお越し出血する場合があります。
人間の肌荒れと一緒なのです。予防のためには上記でご紹
介した、肉球マッサージをしてクリームやオイルなどで乾燥を防ぐことです。
肉球を大切に
飼い主さんの宝物でもある猫の肉球は、飼い主さんが大切に守ってあげなければなりません。
お手入れをすることで、スキンシップもはかることができて、爪切りやブラッシングもやりやすくなります。
ただ、嫌がる猫には無理やりしないで様子を見ながらお手入れしてあげましょう。
そして、毎日使う猫のトイレ砂も肉球に優しいものを。
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砂のホコリも少なく、ハーブなどの天然素材なので、猫が肉球をペロペロしても安心です。
量販店で売っている猫砂よりもコストは高いですが、使う人にも猫にも優しいです。
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